『情報は配列が命』

ここ最近ちょっと課題で読んでる本がビビビッ!!lってきてて。

特に今日読んだ第4章の一部が個人的にビビビッ!!!!ってきてて。

お借りした本なので返さなきゃいけないからメモりました。

文献は“あなたの話はなぜ「通じない」のか(山田ズーニー著)”です。

限定公開ってことで、第4章から以下一部抜粋。

ぜひ読んでみて下さい。

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1 情報は配列が命

(株)リメインツーリスト、企画課の新人、眛子さんは、学生時代のサークルの先輩から「来週あたり食事でもしませんか、ご都合いかが?」と、誘いを受けて、うれしくて、しかし困って、こんな返信をした。

件名 Re:お誘いの件

えっと、来週ですか?

わたし、けっこうバタバタしてんですよね。

月曜は、会議が長引くかも。

火。水は、広島出張なんです。

木曜日は、一応なにもないけど、

金曜、発表なんで落ち着かないかなと思うんですよね。

土曜は8時まで、新橋で英会話なんですけど、

そのあとじゃおそいですかねえ?

日曜は、大学の同窓会で箱根なんですよね。 眛子

眛子さん、正直でいい。来週どうかと言われたら、私もこういうふうに月曜から順番に考えていくと思う。でも思ったままを、思った順番で書いていくだけなら、ひとりごとや、日記と同じだ。「箱根なんですよね」とつぶやかれても、相手はどうしたらいい?

親しい相手だから、気軽に書いていい、ということと、わかりにくくていい、ということは別だ。こういう症状のときは、「どういう順序で書くか」に注意してみよう。

メールでも話でも、ざっくり分けると、2つの情報がある。「自分が言いたいこと」と「相手が知りたいこと」だ。それを、どういう順序で言っていくか?

迷ったときは、「相手が知りたい情報」を先に、その後で、「自分が言いたいこと」をという順序で言っていこう。眛子さんのメールウィ、この順序で並べ替えるとこうなる。

件名 Re:お誘いの件

せっかくお誘いいただいたのですが、

来週は忙しく、無理のようで、とっても残念です。

ほんっとに、ホントに、ごめんなさい。

また、ぜひ誘ってください。

月曜は会議、火・水は広島出張。

金曜はプロジェクトの発表、

土曜は英会話、日曜は大学の同窓会で箱根、と

盛りだくさんですが、がんばります。 眛子

先輩の知りたいであろう「返事」を、考えて決めて頭に、自分の「都合」は後に置いた。

これで、わかりやすくはなったのだが、後半の、自分の都合を並べた部分は、相手に取って必要な情報だろうか?それに、何かまだ足りない。ここには、「相手が本当に知りたい情報がない」のだ。

〜中略〜

相手がいちばん知りたい情報は何か?

眛子さんにメールを出した先輩が本当に知りたいのは、おそらく、いつがダメか?なぜダメか?ではなく、「では、いつならいいのか?」だ。こんなふうにしてみたらどうだろう。

件名 Re:お誘いの件

メール、うれしく拝見しました。

再来週の、2日(水)、または3日(木)あたり、

7時くらいからは、ご都合いかがでしょう?

少し先ですが、この日なら落ち着いて食事ができます。

もし、お急ぎで、来週のほうがよかったら、

土曜8時半、銀座など新橋からアクセスしやすいところなら、何とか行けます。

でも、先輩とは久しぶりだから、せっかくなら、

ゆっくりお話できる日のほうがいいかなと。

お返事おまちしてます。たのしみです! 眛子

このメールは「相手がいちばん知りたい情報は何か?」を考え、冒頭に置いている。以降、相手が知りたい情報を、相手が知りたい順序で書いていき、眛子さんの都合はカットしている。

相手が知りたい情報が、知りたい順序で配列されていれば、言葉を飾ったりしなくても、思いやりのある優しい印象になる。

情報は配列が命。

相手はメールを見た瞬間、ぱっと知りたいことが入ってくるので、ぱっと書き手に共感出来る。コミュニケーションの入り口で、自分のメディア力は上がっているから、以降の言葉は、ずっと相手に届きやすい。長めのメールでも最後まで読んでくれる。

多くの場合、相手が、いちばん知りたい情報とは、「何がダメか、どうしてダメか」という否定要素ではなく、「では、どうすればいいのか?」次のアクションを起こすための指標だ。

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2通目のメール文を読んだとき、「えっ?たしかに1通目より良い気がするけど、なんか足りないなぁ...」って確かに思ったのです。そしたら案の定!

また、僕は結構くどくど要らぬところまで説明してしまうことがあるので、相手が欲しているかどうかという視点での取捨選択は必要だなあと思いました。

それに、たしかに「何がダメ、どうしてダメ」という否定要素だけじゃなく、そこから「じゃあどうすればよろし?」っていうネクストアクションを求めたい時ってあるなあと。

もちろん、その提案されたネクストアクションは絶対ではなく、あくまでこういった代案がありますよ、ということにはなるわけだけど、それを示されるだけで後ろ向きな否定ではなく、前向きな否定として捉えやすい。

1通目だと「あれ?眛子さんは私と食事行きたくないのかもorz」ってこの先輩が捉えてしまってもおかしくない気もします。ちょっとした考えようによっては2通目もなんだか謝られ過ぎて逆に...??っていう。

3通目は自分の予定が合わないために代案を出した上で、さらに相手の出した「来週」を逃さず汲んだ土曜8時半の提案、けどゆっくり話したい、というなんとも気の利いた感じ。

いずれにしても、ただ「自分が伝えたい情報」を伝えるだけではなく、「相手がいちばん知りたい情報は何か?」を念頭に置いて動いていきたいものですね。

「ほう・れん・そう」にもあてはまるのかな。