ASIAN KUNG−FU GENERATIONの曲に、「光」という曲がある。シングルカットはされていない、アルバム収録曲。
ボーカルの後藤さんがライブMCで度々口にする、東日本大震災の時の話。ライブはおろか音楽を奏でること自体が不謹慎とされ、途方に暮れた日々に作った曲だという。
(念の為に書くけど、彼が震災なんて関係ない!ライブしたい!という考えだったわけではない。むしろ、おろおろしてたという。)
「東京の街で途方に暮れた日々を せめて僕は憶えていよう」
こんな歌詞が入っている。出来事自体を忘れることはなくても、その時の気持ちを鮮明にそのまま残すことは難しい。とりわけ被災地でない場所にいた人々にとっては。
僕は震災の時はまだ大学4年生だったから、会社の人達がその日のことを話題にする時、会社がどんな状況だったかとかは「へえ、そうだったんですね」と相づちを打つくらいしかできない。(そこで変に同意するのも違うだろうし)
ただ、その時にいつも思うことがあって、震災後の東京の違い。会社(のある23区内)にいた人々から、計画停電(輪番停電?)の話は一切出てこないってこと。
つまり、東京都下から通勤してる人は少なく、多くが区内だから対象外だったんだろうな、と。あの期間、一日に3〜4時間の停電が行われる地域にいたことを「せめて僕は憶えていよう」。
そんなことをいつも、思う。
