スマホアプリデザインのお話。
例えば、新しいスマホアプリをインストールした時、そこには家電のような取扱説明書も、ゲームのような攻略本もないのに、何故いきなり使いこなせるのでしょうか?
誰かに教わったわけでもなければ、まして自分で作ったわけでもないのに、です。
それは、AndroidアプリやiOSアプリには「それぞれGoogle社とApple社が定めているアプリデザインに関するガイドラインがあるから」なのです。
■Android
https:/
■iOS
https:/
当然どちらも英語のサイトだけど、わかりやすく画面例を用いて説明されています。
・画面左上にある三本線を押せば、たぶん左からシュッとメニューが出るんだろうなー
とか
・画面左上が「<」こんなマークだったら、それを押せば戻るんだろうなー
とか
・「ギア」のアイコンは「設定」なんだろうなー
とか
・リストのひとつを右から左にシュッとすると、赤い文字の「削除」ボタンが現れるんだろうなー
とか
・リストのひとつを長押しすれば、サブメニューが開くんだろうなー
とかとか。こういうのって「暗黙知」的な感じで、ユーザはみんな「体得」してる。だから新しいアプリをインストールしても初めから「なんとなく」使いこなせる。
じゃあ、デザインガイドに沿ってないアプリが出たら?
きっとユーザは迷ってしまう。どこを押せば何が起きるのか説明もないし(チュートリアルがあるアプリも最近は多いが)、何より「暗黙知」が邪魔をして「想定外」の動きをしてしまう。
そんなアプリはよほど便利なアプリであるか、よほど革新的なデザインであるか、ユーザの学習に期待できる何かがあるか、じゃないと流行らないのです。
iOS7が出た時、いわゆるフラットデザインが採用され、その潮流に乗る形でいろんなアプリがフラットデザインになりました。
それくらい、ガイドラインに則ったアプリを作ることは重要。ただ革新的なものを作りたいからと、いきなりガイドから逸れたものなんて作れない。
ガイドから逸れたものを作るなら、ガイドを理解し、それに沿ったものを作れるようになって、その上で「あえて」ガイドを逸れた革新を目指すべきなのです。
開発側のプロデューサー兼エンジニアといえど、それくらいのデザインに関する知識は会得していたい。
